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ニュージーランド南島の最深部に位置するミルフォード・サウンド。世界遺産フィヨルドランドの圧倒的な景観を全身で感じられる場所として、世界中の旅人を惹きつけてやまない名所です。今回の旅では、厚い雲に覆われた断崖、岩肌を走る無数の滝、そして思いがけない野生動物との出会いまで——この特別な大自然の一日をお届けします。
出航:霧に包まれた巨大な壁の前で始まる旅

クルーズ船が静かに動き出すと、フィヨルドの風景がゆっくりと開けていきます。ミルフォード・サウンドはほぼ常に曇り空だそうで、霧が山にかかる光景は幻想的の一言。天気が悪い日でも、いやむしろ悪い日だからこそ、この場所は本領を発揮します。

そして雨の日のミルフォード・サウンドの真骨頂が、滝の多さです。岩壁のあらゆる裂け目から水が流れ落ち、数百、数千もの白い線が断崖に一斉に刻まれる光景は、言葉を失うほどの迫力があります。クルーズ中、船はいくつもの滝へと接近してくれるのですが、その分びしょ濡れ必至です。レインコートは必ず持参してください。超重要です。


Milford Sound Underwater Observatory:海の中をリアルに覗く

クルーズの途中、船はMilford Sound Underwater Observatory(水中観測所)に立ち寄ります。フィヨルドの実際の海中を窓越しに観察できる、まさに”リアル水族館”とも言える施設です。
ミルフォード・サウンドは上層に淡水、下層に海水が流れるという独特の二重構造を持っています。淡水の層が光を遮るため、通常は深海にしか棲まないような生物が比較的浅い場所に生息しているのが特徴です。そのため、水中観測所では深海の生物を間近で見ることができます。今見返しても見入ってしまうほど神秘的な光景でした。ぜひ一度体験してみてください。
クルーズツアーが気になる方はこちら → [Milford Sound Cruise Tour]









野生のオットセイとの遭遇

クルーズの途中、船が断崖の岩場へと近づいていきます。よく目を凝らすと——岩の上でのんびりくつろぐオットセイたちの姿が。ミルフォード・サウンドは野生動物も豊富で、こういった思いがけない出会いがあるのもクルーズの醍醐味のひとつです。

悪天候の中でカヤックを漕ぐ人たち
雨が降る中、海上には何組ものカヤックが浮かんでいました。巨大な断崖のすぐそばをひたすら漕いでいくその姿は、勇敢というか、少し正気を疑うというか(笑)。気持ちよさそうだとは思いつつ、何かあったらどうするんだろうという心配も正直ありました。それでもあのスケールの壁と向き合いながらカヤックを漕ぐ体験は、クルーズとはまた別の感動があるのかもしれません。

ミルフォード・サウンドからTe Anauへ
クルーズを終えて山あいの道へ戻ると、再びフィヨルドランドの圧倒的なスケールが広がります。ホーマー・トンネル付近では、山肌に無数の白い滝が幾筋も走り、「神秘的」という言葉さえ追いつかないほどの幻想的な風景が続きました。車を降りると、岩場を軽やかに歩く野生のケアが出迎えてくれました。クライストチャーチのWillowbankで会ったあのオウムです(クライストチャーチの記事はこちら)。





Te Anauに夕暮れ時に到着
テ・アナウには、夕暮れのちょうど良いタイミングで到着しました。湖面がオレンジ色に染まる夜景は静かで美しく、ミルフォードの壮大な一日の余韻を穏やかに締めくくってくれました。テ・アナウ湖では水上飛行機ツアーもあるそうですが、小型飛行機が怖い私は遠慮しました(笑)。

ツチボタルの洞窟へ:これが一日の締めくくりとは思えない
これだけでも十分すぎるほどの一日だったのですが、この後さらにツチボタル(Glowworm)が見られる洞窟クルーズへ。暗闇の天井いっぱいに青白い光が広がる光景は、今まで見た中で最も幻想的な体験のひとつでした。ミルフォード・サウンドを訪れるなら、ぜひセットで組み込むことを強くおすすめします。
ツアーに興味がある方はこちらから→ Te Anau Glowworm Caves Guided Tour
まとめ:密度が高すぎる、ミルフォードサウンド1泊2日
霧に包まれた断崖、無数の滝、水中の神秘、野生動物との遭遇、そして夜の洞窟ツチボタル——1泊2日とは思えないほど内容の濃い旅でした。私は語学学校のイベントとして参加しましたが、時間と予算に余裕があればクイーンズタウンと合わせて数泊するルートが特におすすめです。ミルフォードサウンドからクイーンズタウンを目指す旅人も多く、南島旅行のハイライトとして組み込むには最高の流れだと思います。次回はそのクイーンズタウンについてお届けします!


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