1. 古い街並みに潜むサプライズ
10年ほど前に大学院生としてベルリンに住んでいました。ベルリンは街全体がアーティスティックな感じで他のヨーロッパとは少し違う気がします。 特にプレンツラウアー・ベルク (Prenzlauer Berg) エリアなどは、西ドイツ、東ドイツの境界の場所で若者の人気エリアです。外観は歴史を感じさせる重厚でレトロな建物が多いけれど、一歩足を踏み入れると、そこには驚くほどモダンだったり、独自の世界観が広がっていました。

ベルリンの人たちは、天気が良ければとにかく外で過ごすのが大好きで、カフェのテラス席(というか、道端に椅子を置いただけのような場所も多いけれど)でコーヒーやビールを飲むのが彼らの日常です。下のカフェはお気に入りだったBonanza Coffee Heroesです。お薦め。

【Information】 Bonanza Coffee Heroes (Oderberger Straße)
- 住所: Oderberger Str. 35, 10435 Berlin, Germany
- アクセス: マウアーパーク(Mauerpark)から徒歩約3分。Eberswalder Str.駅(U2)から徒歩約8分。
- 営業時間:
- 月-金: 8:30 – 19:00
- 土-日: 10:00 – 19:00
- 特徴: ベルリンのサードウェーブコーヒーの元祖。浅煎り(ライトロースト)のスペシャリティコーヒーが有名。豆の購入も可能。
- 公式サイト: bonanzacoffee.de
2. 壁の記憶と、その先の自由
P-bergのカフェを出て、マウアーパークへ向かう途中に 「ベルリンの壁記録センター(Gedenkstätte Berliner Mauer)」があります。


観光地化されたイーストサイドギャラリーとは違い、当時の壁が残っています。 錆びた鉄の棒が並ぶモニュメントや、当時のまま保存された監視塔。 こんな壁がベルリンの周りを囲っていたと思うとゾッとします。私は勘違いしていたのですが、西ドイツ側の周りを壁で囲っていたわけです。なので西ベルリンに住んでいた人たちが壁の中で生活をしていたということになります。

3. 日曜日の熱狂:マウアーパーク (Mauerpark)
週末のベルリンの熱気を感じるなら、マウアーパークは外せません。 Mauerはドイツ語で『壁』と言う意味でまさに壁があった公園です。U Bernauer Str駅からすぐです。

日曜日に開催される蚤の市は、まさに「カオス」と「楽しさ」が凝縮された場所です。古着やアンティーク、誰かの手作り雑貨……。そして圧巻なのは名物の野外カラオケ大会。 歌う人も観る人も、とにかくテンションが高い。上手い下手なんて関係ない、その場にいる全員で楽しもうというバイブスが凄いのです。この一体感は、日本ではなかなか味わえないですね。

4. バスの中でコーヒー? Weddingで見つけた秘密基地
私が特に気に入ったのが、近所のWeddingエリアで見つけたユニークなカフェ。なんとここ、バスを改装して客席にしてました。 古いバスの中でコーヒーを啜っていると、なんだかタイムスリップしたような、秘密基地にいるような不思議な感覚になる。 こんな自由な発想が許されるのも、ベルリンという街の懐の深さかもしれない。

このユニークなバスのカフェ「Café Pförtner」ですが、残念ながら2025年秋頃に閉業したとの情報があります。 もし跡地を訪れる際は最新情報を確認してみてください。かつてこんな素敵な場所があったという記憶として、ここに記しておきます。
📍 Café Pförtner (閉業の可能性あり)
- 住所: Uferstraße 8-11, 13357 Berlin
- エリア: Wedding (Uferhallen内)
- Map: Google Maps
5. アートとビールは「タダ」が基本? 週末のギャラリー巡り
そして、ベルリンの週末でもう一つ最高なのがアートギャラリー巡りです。 「アートギャラリー」と聞くと、少し敷居が高く感じるかもしれないませんが、ベルリンでは違います。
週末になると至る所で展示のオープニングやイベントが開かれていますが、なんとその多くでビールやワインが無料で振る舞われているのです。 「タダでお酒が飲めて、アートも楽しめる」……こんな最高な話があるのでしょうか?

ふらっと通りがかったギャラリーに入り、片手にビール、目の前には尖った現代アート。 そこには「高尚な芸術鑑賞」という堅苦しさはなく、アートが完全に生活や遊びの一部として溶け込んでいます。 ほろ酔いでアートを浴びる週末。これぞベルリン・スタイル。そして室内に川があるという意味不明のアートもあります。

6. まとめ
昼間のベルリンは、こんなふうに自由で、クリエイティブで、とことんリラックスしていますが、日が沈むとこの街はまた別の、よりディープで激しい顔を見せ始めます。
次回は、ベルリンの観光地やドイツ料理などについてお伝えします。


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